飲食店を開業したいと思った際に、ネックになるのがイニシャルコスト、つまりは初期費用です。費用を回収できるか分からない状況では、できる限り初期費用を抑えたいと思うのは当然のことでしょう。では、どのようにすれば、飲食店開業のイニシャルコストを抑えることができるのでしょうか。
飲食店開業のイニシャルコストの平均は、約900万円です。まったく安くありません。すぐにコストが回収できれば良いですが、開業したあと、軌道に乗るまでには、大体一年くらいかかると言われています。これも、短くない期間です。そんな期間を、コスト回収できるか不安に思いながら営業するのは、中々心苦しいでしょう。

そこで、イニシャルコストを抑えることが有効です。その方法として、代表的なものが居抜きです。居抜き物件とは、前のテナントが使っていた道具などが残されている物件のことで、つまり、自分で道具を用意する必要がないため、その分コストが浮きます。また、場所によっては、フリーレントという制度を設けている賃貸があり、賃貸を契約した最初の一、二ヶ月、賃料を払わずに借りられる、という制度です。これを使えば、コストは安く済むでしょう。しかし、この制度は空室を無くすために設けられやすく、人通りが多く人気の場所ではそのような制度が存在しないことが多いです。
できる限りイニシャルコストを安くすることで、飲食店を快適に運営しましょう。